相思相愛な2人に30の質問-ボカロ:あきなしがくカイ編-
配布元:浪漫硝子(みかづき礼樹さま)
1.相手のお名前・容姿・性格を教えて下さい。
がくぽ:正式名称、芸能特化型ロイド/VOCALOIDシリーズKAITO:シリアルナンバー…ん?一寸待て。このナンバー、おかしくはないか?
カイト:おかしくないよー。見てるとこそれで合ってる。
がくぽ:だが、protoだぞ?どういうことだ?
カイト:見たとおりだよ。俺、KAITOシリーズの試作のうちの一体だもん。マスターが引き取ってくれたけど、本来はこうやって、ラボから出て活動する予定じゃなかったんだよ。
がくぽ:…それ、ここで話していいものか?
マスター:ここ以外で話すつもりはありませんよ?ちまちま出てきてますが、いろいろ過去はありますけど、シリアスだしがくぽさん出てこない時代の話だしで、やる予定がありません。
がくぽ:…(なぜマスターが自然と話に加わっている?)
メイコ:ほら、スペース限られてんだから、ちゃちゃっと進めなさいよ、カイト。
カイト:あ、うん。えっとね、俺のお相手はえっと…(ちーん!)神威がくぽ!容姿って見た目?見た目はね、…(ちーん!)かっこいい!性格?えっとね、…(ちーん!)かっこいい!
がくぽ:簡略機能(*)を使ったな…。
レン:驚異の多用ぶり。さすがにぃちゃんだぜ。
*簡略機能:初期型のロイドに付けられた情報処理補助機能。別名「あほの子」機能。スペックが低い初期型の情報処理を助ける、というか、情報処理を放り出す言い訳用語集。
2.相思相愛歴、何年?
メイコ:ついこの間よね。まだ年単位じゃないわ。
ミク:そうだよ。そもそもこのインタビュー自体が、両想いおめでとう記念だし。
がくぽ:なにゆえ貴殿らが答える?!
3.恋人同士なんですか?
カイト:だよ!ねっ。
がくぽ:しみじみと幸せな響きだ。
4.お子さんのご予定なんかは…。
カイト:ロイドって子供生める?
がくぽ:それもそうだが、俺たちは男同士ゆえ…。
マスター:あ、この間ですね。ラボに行ったときに、新型機をがくぽさんとカイトさんの子供ってことでつくってくださいって打診してきました。
がくぽ:は?!
ミク:マスターナイス!
マスター:がくぽさんとカイトさんだけに☆
メイコ:その一言がなけりゃいいのに…。
5.相思相愛になる前にライバルはいましたか?
ミク:っていうか、おにぃちゃんの場合、最大のライバルは自分でしょ。がっくんへの気持ちに全然気がつかなかったり、がっくんの分かりやすいアプローチにあさってな反応したり。
リン:はじめは楽しかったけど、なんかだんだん、いらいらーってしてきたよね!
カイト:お世話かけましたです。
レン:…で、もう片方はなに逃げ腰になってんだ?
ミク:そりゃ、あれでしょ。がっくんにとっては、ボクたち家族全員がライバルだったようなもんでしょ。
リン:あ、そっかー。
がくぽ:…否。
ミク:ふえ?
がくぽ:…実はそれほど、貴殿らに危機感は持っていない。いないが…。
レン:あ、じゃあ、マスターか?やっぱ俺らにとって『マスター』って別格だもんな。
がくぽ:否。確かに別格ゆえ、恋敵という感じではない。…というか、いちばんはやはり…メイコ殿、かと…。
メイコ:ほえ?あたし?
カイト:めーちゃんライバルなの?!困る!
がくぽ:…態度があからさまに違うような気がするのだが…。
マスター:A-HA-HA!
がくぽ:(なんだ、この、物凄くツッコミ待ちな作り笑いは…)
6.現在、どちらかに片想いしている人はいますか?
カイト:え、いるの?困る!
がくぽ:案ずるな。家族内にはおらぬ。ただ、俺たちは芸能活動をしているゆえ、熱烈なファンはいる。
カイト:あ、それはいるね。
7.結局のところ、モテるんですか?
カイト:げーのーじんですから!
がくぽ:モテてなんぼだな。
マスター:違いますよ。モテないと成り立たないんです。なんぼとかより深刻です。
8.相手に抱いている想いを言葉にしてみて下さい。
カイト:大好き!
がくぽ:いとおしい。
カイト:…。
がくぽ:どうした?
カイト:なんか足らないね?
がくぽ:いとおしいでは足らないか?では…。
カイト:んーん、俺が。大好きなんだけど、そうじゃなくて…。なんかもっと、
だぁああああいすきぃいいいい!!
…って感じの言葉ってないかな?
がくぽ:…難しいことを言うな…。
ミク:あ、ボク知ってる。
カイト:え、さすがミク!なになに?
ミク:それは次の質問で~。
9.相手に抱いている想いを態度で表してみて下さい。
ミク:これこれ。
カイト:言葉じゃないよ?
ミク:やだな、おにぃちゃん。『ボディランゲージ』って言葉知らないの?おにぃちゃんがよくやる親愛のキスとかハグだって、全部ボディランゲージの一種だよ。
マスター:すごいです、ミクさん!難しいことをよく知ってますね!さすがです!
ミク:えへへへへー。
カイト:えっと、つまり、どうすればいいの?
がくぽ:(あ、嫌な予感が)
メイコ:いつもしてるみたいに、キス攻めにしてやりゃいいのよ。
カイト:なるほど!がーくーぽっ♪
がくぽ:やっぱりか!!…………まったく………………。
リン:ただいまお取込みちゅう☆です。あしからずお待ちください(ぺこり)
マスター:わあ、リンさんかっこいいです!一流企業の秘書さんみたいですよ!
リン:やったぁvvえへへへっ!!
10.「相手の為にこんな事をしたことがある…!」という事柄はありますか?
カイト:こんなこと?えっと、なんかしたことあるかな…。
がくぽ:悩まずともよい。お主が常に最善を尽くしてくれていることはわかっている。
カイト:えへ。がくぽもね、いっつもいっぱい、いいことしてくれてるよ!
レン:にぃちゃんの場合、いつもいっぱい誤魔化されてるよ、じゃないか?
リン:レン、わかっててもそういうことは言っちゃだめwww
レン:………!!
ミク:ただいまレンくんお仕置きされちゅう☆です。気にしないで先へと進んでね☆
11.では相手の為にどんな事まで出来ますか?命をかける覚悟はありますか?
カイト:命はどうかなあ。マスターがだめって言ったら命はかけないよ。
がくぽ:まあ、それが正しいロイドというものだ。
カイト:でも、がくぽと別れなくちゃいけなくなったら、死んじゃうな。
がくぽ:…全力で俺のことが好きだな、お主。
カイト:うん。全力は出すよ!
12.相手を怒らせた事はありますか?
カイト:んー。俺が頼りないから、いっつも心配させてはいるなー。でも、怒られたことはないよ。
レン:ええ?!アイスの食い方とか、いっつもあんだけねちねち言われてんのに?!
カイト:怒るっていうのとは別だもん。がくぽはやさしーし心が広いから、怒ったりしないよ。
がくぽ:疑問なのだが、カイトには「怒る」スキルはあるのか?
ミク:うわ、本気で訊いてる。でもボクもおにぃちゃんに怒られたことってあんまりないなー。
がくぽ:あんまりということは、怒ることはあるのだな?
カイト:そりゃあるよ。だっておにぃちゃんだもん、甘い顔ばっかりしてたらだめなんだよ!
がくぽ:…(疑い)
13.相手を泣かせた事はありますか?
カイト:俺は涙腺ゆるいから、なんでもないことでもすぐ泣いちゃうけど、がくぽ……は…ないなあ。がくぽって我慢強いし。あ、でもそーいえば、一回泣いてたの見たことあったけど、あれ、結局なんで泣いてたの?
がくぽ:…。
マスター:A-HA!
がくぽ:マスター………………!
マスター:おとこのこの涙は秘してなんぼです。言いませんよ♪
カイト:???
14.2週間ぶりに相手に逢う事が出来ました…!最初に何をしますか?
カイト:無理じゃない、これ?
がくぽ:そうだな。死んでおる。
カイト:2週間は離れられないよねえ…。
レン:仮定すらできねえのかよ…。
マスター:長期単独出張は組むなってことですね。
15.という事で、今まで最高でどのくらい逢えない期間がありましたか?
カイト:んー…?
がくぽ:39時間と35分42秒。
ミク:こまかっ!
メイコ:こわっ!
マスター:すごいです、がくぽさん!即答できるなんて、さすがは情報処理能力を売りにしているだけあります!
リン:え、がっくがくってそうなの?
レン:サムライだし、体力売りにしてんのかと思ってた。
16.その時の心境は…。
カイト:さみしかった。
がくぽ:帰る。
カイト:ほえ?どこに?まだ…。
がくぽ:…だから、「帰る」しか考えておらぬ。
カイト:ああ!え?どこに?
がくぽ:お主のいるところが家だ。
マスター:犬はひとにつくんですよ、カイトさん。
カイト:マスター、がくぽは犬じゃないよ?
メイコ:犬だとしても、駄犬よね。飼い主間違えてる時点で。
がくぽ:間違えたことなど…。
メイコ:あんたの「マスター」は誰?
がくぽ:…駄犬で良い。
17.相手の手料理で1番美味しいと思うものは?
がくぽ:なんでも美味いが、あえて言うなら…この間つくってくれた、なんといったか、茄子のディップが気に入りだ。あれがあると、苦手なパンも美味い。
カイト:ああ、メリジャノ?わあ、よかった、気に入ってもらえて。
がくぽ:俺はあまり、料理をせぬゆえな…気に入りのものなどあるのか?
カイト:うん。お味噌汁。
がくぽ:味噌汁?
カイト:毎日俺につくってください。
がくぽ:…それはだれに吹きこまれた考えだ。
ミク:はいはい、ボクでっす♪もう、わかってるくせにぃ、がっくんいけず☆
がくぽ:(あああ…)
ミク:だってさあ、おにぃちゃんが、がっくんのつくるお味噌汁ってすっごくおいしくって、お替わり止まんなくなっちゃうんだよねって言うからぁ。あの、アイス大好きおにぃちゃんが!そう言うんだもん。
がくぽ:…わかった。毎日だろうが毎食だろうがつくる。むしろつくらせてくれ。
カイト:やった☆
18.相手はいつもどんな香りがしますか?
がくぽ:バニラだな。ミク殿とリン殿から贈られた、オリジナルの香水を愛用している。…付けていないときも、甘い香りがするが…。
カイト:んー。がくぽ、の香り?えっとね、なんか、お香、なんだけど、…(ちーん!)いいにおい!
がくぽ:だから、簡略機能を使うなと言うに。一応、季節によって使い分けてはいるが、今は「侍従」が気に入りだ。
カイト:じじゅう?
がくぽ:香りそのものというか、名前の響きがな。
メイコ:うっわ、やらしい。
マスター:どっちの意味かによって、がくぽさんの評価が分かれますよ?
がくぽ:どっちとはなにとなにだ!
19.どっちの方が手が大きい?
カイト:がくぽ、握手!
がくぽ:ああ、ほら。…だが。
カイト:ん?
がくぽ:握ってしまったら、大きさがわからなくないか?
カイト:そっか。あ、でも、やっぱりわかる。がくぽのほうがおっきい。
がくぽ:体が大きいゆえな。
20.相手の手は温かい?冷たい?
カイト:冷たいよ。正常運転~。
がくぽ:ロイドゆえな。熱いときは危険だ。
21.では、足はどっちが大きい?
カイト:身長的に、がくぽだよ。
がくぽ:歩行時の安定性の問題があるゆえな。身長が高ければ、足も大きく設計される。
22.ではでは、髪質は?
カイト:すっごい気持ちいいの!さらっさらでね、つやっつやで!(なでなで)
がくぽ:お主は気に入っておるよな。すぐ触りたがる。
カイト:うん!がくぽは?俺の髪好き?
がくぽ:好きだ。指ざわりがいい(なでなで)
リン:あのねー、リン、この間ご本読んでたら、書いてあったんだけど。髪を触り合うふたりって、デキてるふたりなんだって。
レン:?だから、付き合ってんだろ、ふたりとも。
ミク:ぬふふふ。やっだなあ、レンくん。すっとぼけちゃってえ!デキてるって、あっちの話だよぉ。
レン:!!
カイト:あっち?
がくぽ:貴殿らは子供のくせに、なにを話している?!
ミク:やっだぁ、がっくんなに考えてんの?「あっち」ってなんだと思ってるのぉ?
リン:きゃー、がっくがく、やっらしーい!!
がくぽ:…っ!…っ!!
マスター:まあ往々にして、女の子きょうだいに囲まれた男の子って、ごく悲劇的な生き物ですよね。
メイコ:そうね。特に妹ってタチ悪いわよね。
マスター:…いや、姉も十分、タチ悪いわよ……?
23.相手は今日の朝、何を食べたか知っていますか?
カイト:いっしょにごはん食べたから知ってる。
がくぽ:そうだな。今日はミク殿が食事当番であったゆえ。
ミク:はぁい♪ボクが腕によりをかけてつくりましたぁ☆
マスター:見事なネギ尽くしでしたよね。どこにお嫁さんに出しても恥ずかしくないですよ!出しませんが!どうしても欲しいなら婿養子に来やがりなさい!
メイコ:貰い手がいないわよ、ネギ尽くし!
リン:地獄だったね、ネギ尽くし…。
レン:朝から生ネギサラダとか、勘弁してほしいよな…。
24.相手の寝相は良いですか?
カイト:んー。お昼寝を見る限りよさそうだけど。
がくぽ:そもそもロイドに寝相を訊くのが間違っていないか?人間とは睡眠のありようが違うのだぞ。
25.では、寝起きは?
カイト:疲れてなければ、いいよ。
がくぽ:…そうだな。疲れてなければ、問題ないな。
26.「こんなところが可愛いv」というところを教えて下さい。
カイト:全部。
がくぽ:即答?!
カイト:さいしょ見たときから、ずっと、全部かわいいよ?
ミク:ああ、うん。言ってたいってた、そんなこと。
レン:にぃちゃん、いくらなんでも目ぇ悪いだろ!
メイコ:ちなみに、あんたは?
がくぽ:全部。
リン:らぶらぶだね☆
27.「こんなところがカッコイイv」というところを教えて下さい。
カイト:全部。
がくぽ:うたっているとき。
ミク:あれ、温度差。
がくぽ:普段はかわいいほうが勝る。
リン:そうだよねー。おにぃちゃんって普段、かっこいいって感じじゃないもんね。
28.「この人(相手)が恋人になってくれなきゃ死ぬ!」と騒いでいる人がいます。一言何か言ってやって下さい。
カイト:え、死んじゃだめだよ!
がくぽ:簡単に命を疎かにする輩になど、渡せん。
カイト:そうだよー。生きてれば別のいいひと見つかるから!
メイコ:ああ、譲らないのは前提なのね。
マスター:まあ、そこは当然。
29.相手に普段では言えない言葉をこの場でどうぞ!
がくぽ:…いや、この場にもあれでこれなギャラリーがおるゆえな…。
ミク:あ、いやいや、ボクたちのことなら気にしないで?
メイコ:そうそう、空気とでも思いなさい。
がくぽ:(そんなに主張する空気がどこにある!!)
マスター:…で、…です。オッケイですか、了解ですか、カイトさん?
カイト:はい、マスター!
がくぽ:?!
カイト:がくぽ、「がくぽのアイス、俺のおくちにちょうだい」?
がくぽ:…っ、ま、すたぁあああああああ!!!
マスター:ナイスですぐっじょぶですカイトさん!これまでのもだもだを取り返してお釣りが来ますよ!
がくぽ:ますたぁああああああ!!!
カイト:へー、そうなんだあ。で、がくぽのアイスってなに?おいしいの?どんなの?どこにあるの?
ミク:うわあ、すごい食いつき。
メイコ:瞳のきらきらさ加減が違うわね。罪なことするわ、マスター。
マスター:がくぽさん、がくぽさんも頑張ってください!「俺の茄子を」…
がくぽ:ますたぁああああああ!!!
30.お疲れ様でした!…の意味を込めて、相手にちゅうして下さいv
メイコ:ほら、ここまで結構かかったんだから。最後くらいさくさくっと行きなさいよ。
ミク:きっすーきっすー☆
リン:きゃーvvv
レン:…女って。
マスター:まあ、女の子きょうだいに囲まれた男の子は以下略。カイトさん、巻きでお願いします!
カイト:はいマスター!がくぽ!!(ほっぺたちゅ)
がくぽ:…っ。
カイト:…(こそそ)あとで、ふたりっきりになったら、もっとちゃんとしたのやろうね?
がくぽ:…俺に挨拶のキスの習慣はないのだが。
カイト:俺はここでしてもいいけど。
がくぽ:…額にさせてくれ、否、ください。
カイト:ん。
がくぽ:…(でこちゅ)
カイト:ぇへへ、がくぽだいすき………っ(すりすり)
ミク:ああんもう、なんだあのかわいさ全開のカップル!それで二十歳越えか!
メイコ:だれの叫びを代弁してんの、あんた………。