しょちぴるり

Xochipilli=「花の王子さま」です。誰が王子って、兄さんが。いや、神さまなんですけど。なんなん?!

ツッコミ不在でボケ倒す、シリアス風味な異世界ぱられるふぁんたじー(もどき)。マスターはいません。

ある日のこと、痛烈に思いまった。

最近、のっけから殿と兄さんはいちゃいちゃし過ぎだし!そのうえ殿は犬化が止まらない。駄犬でも狂犬でも忠犬でもない、ってか犬じゃない、ちゃんと騎士でかちょいー殿と王子さまな兄さんの、もだもだな話を書けや!!

たぶん、いろいろ追い詰められていたんですね。

結果、こちらの予想を遥かに超えた話数で、もだもだしまくる長編にご成長。そして騎士のはずの殿は剣士に、王子のはずの兄さんは、神さまに。ふりぃいだむ!!もうほんと勘弁してorz

天然無邪気な神さま兄さんと、その兄さんに命を救われた忠義の剣士な殿の、もはやどうしてこれをがくカイでお披露目る必要があるのか、自分で自分がわからなくなる、独自路線突っ走りなお話です。

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登場人物

神威がくぽ
東方の国の剣士。人生のほとんどをイクサ場で過ごしてきた、歴戦のつわもの。しかし諸事情あって国を出奔、追っ手を撒きつつ諸国を巡っていて、神の最後の安息地である「北の森」に迷い込む。
死にかけていたところを神のひと柱であるカイトに拾われて救われ、恩義から剣を捧げて守り役となる。
礼儀正しく、忠義心の塊だが、自分に関してどこか捨て鉢。そして神とはいえ間違いなく男であるカイトにもやもやする下半身を持て余し気味←
カイト
人間に迫害され、大陸の北方の果てに広がる、通称「北の森」に追いやられた神の一族の一柱。
位階は<しょちぴるり>。農耕神に類される、花とうたの神。神の中でも、古き神:始源神に類されるため、人間の言葉に詳しくなく、がくぽが言うことのほとんどを「むつかしい!」で片づける。がんばれ殿☆←
もともとは南の地方の生まれなのか、身に宿す色はあたたかな南の海の青。寒い北の地方にいるにも関わらず、南の国の踊り子のような肌の透ける薄絹姿。本人はいたって無邪気で無垢だが、お色気は十二分に振り撒いている。
*ちなみに訳としては「しょちぴるり=花の息子」のほうが有力。しかし最初に触れた訳が「花の王子」で、そこにがつん☆とときめいたので、「花の王子」でイきます。押忍!!
メイコ
人間に迫害され、大陸の北方の果てに広がる、通称「北の森」に追いやられた神の一族の一柱。
位階は<いつぱぱろとる>。星と武勇の神であり、矢筒を背に森を歩き回る。一族の長たる母神が身罷ってからは、長としての役も負う。
神の中でも、古き神:始源神に類されるため、人間の言葉に詳しくなく、がくぽが言うことのほとんどを「むつかしい!」で片づけるその2←
がくぽ曰く、「人間を踏むのが趣味」。がんばれ殿、殿がんばれ!!
ミク
人間に迫害され、大陸の北方の果てに広がる、通称「北の森」に追いやられた神の一族の一柱。
位階は<みくとらん>、もしくは<みくとらんしわとる>。冥府の女王。すべての不吉を配下とし、その体に触れたものの生気を奪う。
神の中では新しき神に類されるため、考え方その他は人間寄り。
ええまあ、ご推察の通り、「ミク」=「みくとらん」YEAH!!で、最初に名前ありきですが、意外に大活躍orz
ルカ
人間に迫害され、大陸の北方の果てに広がる、通称「北の森」に追いやられた神の一族の一柱。
位階は<とらぞるておとる>、もしくは<とらえるくぁに>。愛欲の神であり、不浄を喰らう神。
神の中では新しき神に類されるため、考え方その他は人間寄り。
慈愛深く、穏やかな性格で、神の中ではカイトに次いで、人間であるがくぽにもやさしい。ミクには押し倒し。メイコにはツンデレ。ある意味もっとも自由→神。
リンレン
人間に迫害され、大陸の北方の果てに広がる、通称「北の森」に追いやられた神の一族の一柱。
位階は<おめておとる>。もしくは、リン=<おめしわとる>、レン=<おめてくとり>。一ツ体に双ツ心と双ツ性と双ツ頭を持つ、異端の神。
幼い見た目ながら、異端であるがゆえに神の総意を持って「存在を禁じ」られ、世界から弾き出された、時系から外れた存在。
話が長くなった原因は、間違いなくこの二人にあります。もう大活躍☆がくカイ話だけど、裏主人公はこの二人orz
氷山キヨテル
東方の国の隠密衆。頭目格のひとり。国を勝手に出奔した「裏切り者」であるがくぽの誅殺のために動いていたが、「北の森」に入ったことで、「神」を捕らえることが任務に追加。
そもそもがくぽとは、家が隣同士で親同士が仲が良く、年も同じために友人として仲良くするよう言い聞かされて育った。しかし関係は殺伐。小さい頃から隙あらば、覚えた剣技と隠密技で仕合い、あわよくば相手を殺そうとしてきた。
一見礼儀正しく、明るく奔放そうな人柄だが、がくぽ曰く「隠密衆が表に出している感情の9割は他人を欺くためのもの。残り1割は、他人を嘲笑うためのもの」。
歌愛ユキ
東方の国の公主。キヨテルの主にして、がくぽに剣を授けた元主。
諸事情あり、非常に幼くして国主となった。政治面は複数名いる後見役が行い、主に祭事や剣の主といった、象徴的な面で表に立つ。
まあ、なんだかんだと言いはしても、名前しか出て来ない。せっかくの最ろりなのにぃorz←