川渡り考察@あきなし家
前提条件
マスター、メイコ、ルカ、ミク、カイト、がくぽ、リン、レンの8人が、川を渡ろうとしています。
- 条件1)ボートは2人乗りです(*註:必ず1名は漕ぎ手が乗らなければ、川は渡れません)
- 条件2)ボートを漕げるのはマスター、ルカ、ミクの3人だけです。
- 条件3)ルカはミクがいっしょにいないと、リンとレンをいじめてしまいます。
- 条件4)ミクはルカがいっしょにいないと、カイトとがくぽをいじめてしまいます。
- 条件5)メイコはマスターがいっしょにいないと、家族全員に咬みつきます。
→以上を踏まえて、全員で無事に川を渡りきってください。
*註:8人の配役は「父-ルカ・母-ミク・兄-カイト・弟-がくぽ・姉-リン・妹-レン・メイド-マスター・犬-メイコ」です(→川渡り:Ver.8人ルール)
以上の設定も踏まえたうえで、長いながいなが…な考察をお愉しみください☆
考察開始
メイコ:あんた、メイドなのよね?
マスター:ええ、まあ………元ネタではという意味ですが。現実にはちが
メイコ:メイドならメイドらしい格好をしなさいよ!ほら!さっさとこの衣装に着替えて!!
マスター:いやだから、元ネタではって言って、メイコさん!別にコスプレが嫌だとは絶対には突っぱねませんけど、そんなミニーでレーシーでフリフリガーリーな二次元メイド服はちょっと!!
メイコ:四の五の言わずに着替える!ひとりでコスプレが恥ずかしいっていうなら、ほら!あたしもお揃いで(がぽっ)
マスター:いぬ耳?!めーこさんが自主的にいぬ耳つけましたよ?!かわいいかわいいかわいいかわいいですけど、お揃いじゃないですよねめーこさんめーこさんめーこさん?!
メイコ:なに言ってんのよ!あたし=犬でしょ?!だからあんたに合わせて犬コスしてやったんじゃないの!さあほら、あたしがここまでしてやったんだから、あんたも早く、このメイド服に着替える!!ぅふ、ぅふふふ、ぅふふふふ!!はあはあはあはあ!
マスター:あああ、イっちゃってます、イっちゃってますよ、メイコさんが?!それでも思わずなんでも言うこと聞きたくなるくらいかわいいですけど、わんこめーこさん!でも聞いてください、この年でそんなミニーでレーシーでフリフリガーリーな二次元メイドコスはいやぁあああああ!!
ミク:…………………………「マスターがいないと」っていうかさー………
リン:ピンポイントで、「マスターにだけ」咬みついてるよね、わんこめーちゃん………(※註:【前提条件】参照)
レン:ってか、めーこってあんなキャラだったか…………?
ルカ:異議ありですわ!!
ミク:ん?めーちゃんのキャラクタ?まあ確かに、ちょっとブランクからキャラ崩壊が………
ルカ:違います!寝とぼけたことを言わないで頂戴!設定よ!なんなんですの、「ルカはミクがいっしょにいないと、リンレンを虐めてしまう」って!!反対でしょう?!ミクさんがいっしょにいないと、あたくしが鏡音の双子に虐められるのが、現実でしょう!!
ミク:そうなの?いぢめるの?
リン:だってルカルカって、つつくと面白いんだもん。
レン:どS女王に見せて、意外にどMお嬢でさ。
ミク:二人に同感だな!でもボクがいっしょにいたら、ボクがルカちゃんつっつくのが優先だからね?ルカちゃんはあくまでもボクのなんだから、二人とも、弄っちゃだめだよ?
リンレン:はーい!
ルカ:んなにを真面目に話し合ってますの、このどSさまども!!
リン:でもさ、そうするとやっぱり、ゲーム成り立たないのかな?ルカちゃんがリンとレンをいぢめるのが、条件でしょ?反対になっちゃうと………
レン:めーこがピンポイントで、マスターにだけ咬みついてる時点で、すでに成り立ってねえけど。
ミク:マスター!………に、訊こうにも、お取込み中だしね。どの程度までお取込み中なのか、怖いから全力で視線背けてるんで、まったく進展がわかんないんだけど!
リン:てなると、……がっくがく!ねえ、がっくがく!ルール的に、リンとレンがルカルカいぢめるのでも、おk?
がくぽ:苦もなく成立するが………
カイト:いじめちゃだめだよー。みんななかよく!ね?
がくぽ:………ゲームの主旨的に、それも無理があるが………
ミク:無理っていえば、全部の設定が無理だけど!だったら実際とこ、ボクだってそうだよね!
カイト:え?ああうん、ミクは別に、ルカちゃんいなくても、おにぃちゃんたちのこと……
がくぽ:悪魔の眷属ゆえ、ルカ殿がいようがいまいが、虐めたければ虐めるしな!
カイト:がくぽ………
ミク:だから、それが反対だっていうの!虐めるのは「ボクが→おにぃちゃんとがっくんを」じゃなくて、「ボクを←おにぃちゃんとがっくんが」でしょ?!
カイト:えー?!俺、ミクのこといぢめたりしないよぉ!
がくぽ:虐めようとして、そうそう簡単に虐められるタマか、うちの妹が。
ミク:いいや!たとえばボクがいっしょにいて、がっくんとおにぃちゃんがいちゃいちゃべたべたするのに邪魔だってなったら………
カイト:だとしても、いじめたりなんて
がくぽ:全力を尽くすな。確かに。
カイト:え?
ミク:ほらあ!!
カイト:がくぽ?
がくぽ:カイトとの仲を邪魔するというなら、全力を尽くすぞ?全力を尽くしてなにをどうするかは明言しないが、とにかく全力を尽くす。
レン:………明言しないかもしんねえけど、目がこわいめがこわいめがこわい。
リン:目は口ほどにモノを言いって、こういうこというんだねー………ミク姉、がんば!骨は、拾えたら拾って上げるね☆
ミク:ぅおのれ、妹!ひとの不幸できらりん☆彡しやがって、この素直ちゃんめ!!
レン:てか、そうなると………やっぱルカルカいても、意味なくね?抑止力もなんもねえし。
リン:あー。だよね。じゃあもう、全部の設定が……
がくぽ:………あー。いや。それが、そうでもない………
ミク・リンレン:ほえ?
カイト:あー、うん。えと。だね。んと………んっ(ちゅうv)
リン:あー!おにぃちゃん、がっくがくにちゅうした!
レン:いるけどまったく構わず、口にちゅうした!
ミク:やっぱりルカちゃんいても、意味ない………
ルカ:なんですの?
リン:……あれ?
ミク:いや、なんですのって、ルカちゃん。そんな平然と。もしかして今の、見てなかった?おにぃちゃんとがっくんが、ちゅう………
ルカ:この距離と立ち位置で、見えないわけがないでしょう!あたくしの目は節穴ではなくてよ!
レン:いや、それにしては反応が………
ルカ:あなたたちときたら………!確かにあたくしはラボ育ちの箱入りで、世間知らずなところもありますけど!KAITOにはデフォルトでキスの習慣があることくらい、ちゃんと知ってますのよ!こんなことくらいでいちいち、騒ぎ立てたりしませんわ!!
リン:ふえ?そう………
カイト:あー………ね?だよねー、ルカちゃん☆俺のデフォルトだもん、しょーがないんだよね!
ルカ:ええ。とはいっても、あたくしはお断りですからね、KAITO!あなたにとってはデフォルトでも、あたくしは違いますの!あたくしのくちびるはそう、安くはないんですからね!
カイト:うん、わかってる。俺も、無理強いはしないよ。けど………ほっぺたちゅうだったら、いい?
ルカ:それくらいなら、許容しますわ。
カイト:じゃあ、ほっぺたちゅうして、ルカちゃん。
ルカ:まったくもう………(ほっぺたちゅうvv)
カイト:んっ、ありがとルカちゃん!俺もお返しにほっぺたちゅっvvv
ミク:……………………………………がっくん?
がくぽ:いや。まあな……………どこから説明したものか………
リン:どういうこと?
カイト:えとね。こっそりしてたんだけど………たまたまルカちゃんに、えと、がくぽとキスしてるの、見られたことがあって………
がくぽ:そのときな………咄嗟に、「カイトにはデフォルトでキスの習慣があるのを知らないのか」と。
レン:は?咄嗟もなにも、にぃちゃんってか、KAITOシリーズにはデフォルトであるだろ。今さら……
カイト:うん。ねー?今さらだよねー?
レン:え?なんで?にぃちゃんの笑顔が怪しい?にぃちゃんの笑顔が?!めーこに続き、にぃちゃんまでキャラ崩壊?!
ミク:つまり、「デフォルトでキスの習慣がある」って、言ったんだ?
カイト:………うん。
ミク:そしたら、ルカちゃんは納得した?
がくぽ:……………そうなる。
リン:ミク姉?どういうこと?なに?
ミク:あのね、リンちゃんもレンくんも………よく思い出してね?おにぃちゃんのデフォルト設定は、「キスの習慣」じゃなくて、「挨拶の」キスの習慣じゃなかった?
リンレン:あ。
ミク:なのに、「キスの習慣がある」であっさり納得して、男同士で、全ッ然、挨拶じゃないちゅっちゅしてても、「デフォルト設定だから」で、さらっとスルーする。つまり!
カイト:ルカちゃんって、国宝ものに天然なんだーって………
リン:おにぃちゃんに言われてる?!おにぃちゃんに言われるくらいの、天然?!
がくぽ:なにか、こう……あまりに不憫で………!胸が絞り上げられるほどに、心底から憐れみというものに襲われてな………っ!
レン:最凶ばか兄に、憐れみの心をもたらした?!
ルカ:一寸、さっきからこそこそと、なんですの?!悪口言ってるのくらいはわかりますわよ、雰囲気で!!
カイト:今はちょっと、わかりやすく説明しようと思って、したけど………
がくぽ:あれからは、ルカ殿がいるところでは出来る限り、カイトとべたつくのを控えておる。
カイト:うん………なんか、下手になにかに気がつかせると、壊れちゃうんじゃないかって、怖くって。
がくぽ:うむ。女性に対して、ここまで繊細な生き物だという可能性を抱いたのは、初めてだな………
ミク・リンレン:………………
ルカ:ちょっ!ちょっと?!なんですの?!なんでみんなで揃って、そんな目で?!ぅ、う、う………ぉ、ぉおねえさまぁあああ!!
メイコ:ぅふふふ!ぅふふふふふふふh!!
マスター:うっうっうっ!まさかこの年で、こんなミニーレーシーフリフリガーリーな………っうっうっうっ!
ミク:ああ、………………なんかしばらく没頭してる間に、うちのわんこ長女が仕事終えたね………
リン:うん………仕事完遂したね………
レン:鬼だな………マスター相手に、鬼だな………!
カイト:あ、ぁわぁわぁわ!ま、マスター!だ、だいじょーぶだよ!かわいいよ、メイド服!座り方間違えるとぱんつ見えそうなスカート丈も、風が吹いたら簡単に巻き上がってやっぱりぱんつ見えそうなたっぷりプリーツも、袖に襟にレースいっぱいで、ふわふわフリルたっぷりで、すっごく女の子らしくって……!
マスター:ぅ、ぅわぁあああああんっっ!!
カイト:ぁわわわっ!!
がくぽ:カイト。こっちにおいで。こういうときは、下手に慰めたりせず、一人にしてやったほうが傷が浅い。
カイト:ぐっすん、がくぽぉ……!(ぎゅう)
がくぽ:よしよし!(ぎゅう)さて、捕獲完了。
カイト:ん?
がくぽ:ミク殿!!今のうちだ!カメラ!カメラを持て!リン殿とレン殿もだ!愚図愚図するな!!
ミク・リンレン:さー、いえっさー!!(だっしゅ→→→)
カイト:え?がくぽ?ちょ、がく………んきゅむーーーーーーっっ!!
メイコ:んふ、んふんふんふふ………っ!さいこーけっさく………!!
マスター:びぇえええん!
ルカ:一寸………?
がくぽ:ああ、気にするな、ルカ殿。一般家庭においては、よくあることゆえな?ラボほど静かではなく、雑多なことも多いのが俗界というものゆえ、お主には理解の及ばぬことも多かろうが………
ルカ:むっ!莫迦にしないでいただけます?!これくらいのこと、ラボでもよくありましてよ!!
がくぽ:うむうむうむ。ほんに不憫な子だ、ルカ殿……………強く生きろよ……………!
カイト:がく………んきゅーーーーー…………っ