川渡考察ろりマス家

前提

マスター:ヒメハナがくぽカイトアイスの4人が、川を渡ろうとしています。

  1. 条件1)ボートは2人乗りです(*註:必ず1名は漕ぎ手が乗らなければ、川は渡れません)
  2. 条件2)ボートを漕げるのはマスター:ヒメハナだけです。
  3. 条件3)がくぽマスター:ヒメハナがいないと、カイトを「食べて」しまいます。
  4. 条件4)カイトマスター:ヒメハナがいないと、アイスを食べてしまいます。

→以上を踏まえて、全員で無事に川を渡りきってください。

開始

がくぽ:さあ、マスターがんばって考えないと、カイトが俺に「食べられ」てしまうぞ!

ヒメハナ:ぅううんっ、ぅううんっがんばらなきゃっヒメハナ、がんばらなきゃっだってがくぽだもの、きっとほんとにカイトのこと、あたまっから、ばりばり食べちゃうわ!

カイト:ムリだよ

ヒメハナ:カイト?!

がくぽ:………珍しいな、カイト。マスターの「可能性」を、最初から否定するのか?

カイト:否定するっていうか………現実に考えてムリでしょ、この条件。マスターのこと、何歳だと思ってるの、がくぽ「マスターしかボートが漕げない」っていうけど、「マスター漕げるボート」って、そもそもなに?

がくぽ:ふむ?

ヒメハナ:ヒメハナがこげる、ぼーと………?

がくぽ:オール系………は、難易度が高いか。ああ、いや………あひるちゃんならどうだ。あひるやら白鳥やら、自転車を漕ぐように足で漕ぐボートだ。マスターはもう、自転車にも乗れるし………

ヒメハナ:ぁあぁああっぁ、あ、あれっ、あれはっ………ら、らいげつになったら、こ、こげるように、なるわっ、ヒメハナでもっ!

がくぽ:来月?

カイト:来月ですか?!そんなに急に?!来年じゃなくて?!

がくぽ:……………つまり、なんだ。

カイト:……背が足らないの。

ヒメハナ:ぎゅ、ぎゅーにゅーいっぱい飲んだら、らいげつには足がとどくようになるから、ヒメハナひとりでも、こげるようになるわっ!

がくぽ:よしよし、マスターいい心がけだが、飲み過ぎると腹を下すからなそれに………

カイト:それにもし、ひとりで漕げるようになったとしても、ダメなものはダメです。

がくぽ:ん?

ヒメハナ:えっ?

カイト:だって攻略のためには必ず、マスターが一人っきりでボートに乗って、川を往復する回があるでしょうダメです。十年早い!

ヒメハナ:じゅうねん?!

カイト:当たり前です、マスターそんな危ないこと、たとえ来月になって背がびっくりのっぽさんになったって、マスターが小さいことに変わりはないんですからね十年はダメです!

ヒメハナ:びっくりのっぽさんなのに、ちっちゃ……………え、ぇえと、えと、カイト………あの、そのね………

がくぽ:まあ、現実にやるならそうだろうが………カイト。今、マスターがやろうとしているのは、ボードゲームだぞ。危ないもないが、漕げる漕げないもないぞ。

カイト:え?

ヒメハナ:うん。このちっちゃいコマを、ボードのうえで動かすだけよ。

カイト:え……?

がくぽ:まあ、そうとはいえ、ルールはルールだからな。マスターがもしも攻略に失敗したなら、俺は本気でカイトを「食う」ぞ。

ヒメハナ:えっ?!

がくぽ:さっきマスターも言ったろうが。俺ならきっと、本気でやると。期待に応えるのがロイドというものだしな………それはもう、頭の天辺からつま先まで、余すことなくすべて隈なく、ぺろりとおいしく食べてしまうからなゲームだからと気を抜くと、大変なことになるぞ、マスター!

ヒメハナ:えっ、えっ、え………っぇええええっ!!ぁ、ぁわぁわぁわぁわっ!

カイト:が、がくぽっ………っ、っがくぽっ!

がくぽ:どうした、カイト。真っ赤になって。そう目を潤ませて熱っぽく見られると、俺としても期待に応えなければと………

カイト:もぉっ、ばかっ!!ま、マスターがんばってくださいっ!

ヒメハナ:ぅううんっぅううんっ!

がくぽ:おや、カイト。俺に「食われる」のが、それほど厭か愛しいおまえのことだ、やさしくするぞいかな俺とはいえ、さすがに服は「食べ」られんからなあ………まず服を剥いてから、全身余すことなく………

カイト:ががががっ、がくぽっ!!マスターがいるんだから………っま、マスターがんばってくださいっなんか、がんばってくださいっ!

ヒメハナ:う、うんっ「なにか」なにかって……

カイト:なんかがんばって………とにかく、なにかをがんばってくださいぃいい~~~っっ!

ヒメハナ:???カイト???

がくぽ:………いい感じに目がぐるっているな。よし、マスター。なにかがんばれ。カイトは今が食べどきだ。なにかがんばれ、マスター!

ヒメハナ:がくぽカイト………??え???