Knight & Knave

「ナイトアンドネィヴ」と読みます。騎士と悪党。まんまやん!いや、そんなツッコミ、今さらですよね?

とりあえず話の発端上、「怪盗兄さん」と呼びます。なんちゃってファンタジーなパラレルで、マスターはいません。

話の展開上、住み分けを考えるの面倒さにすべて裏行きにしています。そこまででもない話ですが、面倒です←

話の最初

明け方に夢を見ました。

枕元に座った怪盗紳士な兄さんが、にっこり笑って言いました。

「盗みに来たよ、がくぽ☆」

ベッドの中にいる殿に、そのままちゅwwとキスを落します。

その後兄さんは、速攻殿に押し倒されてにゃんにゃん言わされてました。

その興奮ままに書かれたシリーズです。

夢はフルカラーフルボイス派です。にっこり笑う兄さんも、にゃんにゃん言う兄さんも、もれなくフルカラーフルボイスでした。

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登場人物

カイト・ヴォーク・ア・ロイド子爵
最近、女王によって爵位を与えられた新興貴族だが、前身やその他委細がまったく不明。世間的な評判では、女王もっともお気に入りの情人。
しかしてその実態は、完璧で鳴らす女王施政の、唯一にして最大の敵と言われる、決して捕まらない怪盗・始音。
しかもなぜか、王族か、王族に近い大貴族の血を引くものが稀に持つ能力「コマンダー・ヴォイス」の持ち主。
女王主催の夜会で警備に当たるがくぽを見初め、「俺のハートを盗んだ罪は重い」と難癖つけて、がくぽを盗んだ。
神威がくぽ
辛うじて貴族を名乗る、小貴族の子息。騎士団に所属し、騎士として女王に仕えていた。
女王主催の夜会の警備中に見かけたカイトの愛らしさにノックアウトされていたら、肝心の本人が盗みに来た←
「好き放題させて上げる」の言葉であっさり盗まれた、どこかネジが飛んだ思考回路の持ち主。
カイトの望みのままに生きることに、まったく異論も違和感も抱かない、騎士さまです。
ミク・ヴォーク・ア・ロイド
カイトの妹のひとり。無垢かつ無邪気を体現化したような少女。
おにぃちゃん大好きが高じて、おにぃちゃんがやることなすこと、すべて真似したがる。
ルカ・ヴォーク・ア・ロイド
カイトの妹のひとり。女王にも劣らぬ風格を持つ、迫力満点の美女。
基本的に醒めた態度だが、ミクにだけは甘く蕩けた表情を向ける。
メイコ・ヴォーク・ア・ロイド
先王唯一の子にして、諸外国にも名高い、完璧なる施政を行う女王。
自分の名を騙るものは国のどこにいようが誰であろうとも吊し上げるとか、いろいろ黒い噂も絶えないものの、総じて国民に愛されている。
最近、「どこの馬の骨とも知れない」カイトに爵位を与えたうえ、自分と同じ公称を赦し、屋敷使用人その他もろもろ細かいところまですべて手配してやったため、浮いた話のなかった女王に、ようやく春が来たかと注目されている。