川渡り考察@電脳O2-TAKE1
前提条件
Dr.クエーサー、クオータ、オラトリオ、オラクルの4人が、川を渡ろうとしています。
- 条件1)ボートは2人乗りです(*註:必ず1名は漕ぎ手が乗らなければ、川は渡れません)
- 条件2)ボートを漕げるのはDr.クエーサーだけです。
- 条件3)クオータはDr.クエーサーがいないと、オラトリオを「襲って」しまいます。
- 条件4)オラトリオはDr.クエーサーがいないと、オラクルを「襲って」しまいます。
→以上を踏まえて、全員で無事に川を渡りきってください。発案By.オラクル
考察開始
オラトリオ:orz
オラクル:オラトリオ?どうした?大丈夫か?
オラトリオ:どうしてこうなった………この天然無邪気な箱入り最終兵器が…………っっ!!
オラクル:よくわからないが、なんだかすごく嘆かれている気配はするな………
オラトリオ:ええ当たってますよ、オラクルくんっ!おにーさんもう、ツッコむ気力も失せて完全しょぼーん(´・ω・`)だからっ!!
オラクル:……そんなに酷いか?この条件で、なにが問題だ?
オラトリオ:おまえが問題意識を持っていないことが、なによりもいちばん問題だ。
オラクル:むっ?!
オラトリオ:いいか、オラクル。よく考えろ。そもそもクオータの奴が俺らを「襲う」のは、「Dr.がいないから」じゃなくて、「Dr.がいるから(命令するから)」だろうが。Dr.なくして、奴は俺らのことを襲うか?
オラクル:む………
クオータ:そうとも言い切れませんが♪
オラトリオ:オラクル?!
オラクル:えっと………その。今日は正規ルートから、正規パスご利用でいらしたので。
オラトリオ:敬語?!
クオータ:当然です。今日の私はれっきとした、<ORACLE>のお客様ですからね!
オラトリオ:ぐぅわぁあああっ!!むかつくっ!納得いかねえっ!!
オラクル:それはそれとして。クオータ、「そうとも言い切れない」っていうのは、どういうことだ?
オラトリオ:切り替え早ぇよ、オラクル!まさかの現代っこか?!
クオータ:単に馴れだと思いますよ。
オラクル:うん。初めてじゃないから。
オラトリオ:orz
オラクル:で?
クオータ:ああ、はいはい………ですからね?Dr.が命令しようがしまいが、私はオラトリオのことが大ッッッッ嫌いもとい、だいすきvvvですから。襲います。
オラトリオ:最後だけ真顔!!
オラクル:………なんていうんだっけ、こういうの。確か、ええと………キライキライモスキノウチ?
オラトリオ:違う!やめろ、この世間知らずっっ!
オラクル:むっ、なんだとっ!………………あー……ぇえと、オラトリオ。……その。電脳空間でCGなのに、涙目なのはともかく、ハナミズまで垂らしかけの本気泣き寸前状態になってまで、嫌がるとか………
クオータ:ふふっ、嫌われたものですね、私も。………ふっ、ふふっ、ふっふふふふぅ!快ッ感ッ!!
オラトリオ:止めろ!俺相手に息を荒げるな、このDr.マニアのDr.フェチっ!!
オラクル:???
クオータ:…………本気で涙目で毛を逆立てて罵倒しながら、オラクルの両耳はしっかり塞いで俗語ガードがっちり。………過保護というか、どう考えてもオラクルの「世間知らず」を加速させているのは、
オラトリオ:かわいいからいいんだ。
クオータ:わあ、真顔………耳を塞いだまま、真顔で言い切った………
オラクル:?????ちょっと、オラトリオ………そろそろ、いい加減。
オラトリオ:はいはいよ。ほら。つかな、オラクル。聞こえるようになった以上は、さらに俺からの説教を聞け。
オラクル:説教?せっきょう………説教だったのか?!
オラトリオ:いいか、オラクル。クオータの奴のこともあるが、逆に言ってなんで俺が、Dr.クエーサーに遠慮しなけりゃなんねえんだよ。むしろ遠慮しねえぞ。というわけで、俺に関してもゲーム不成立だ。つまり如何なる観点からも、この条件はなし!いいな?
オラクル:…………意外と難しいんだな………
オラトリオ:まあな。特におまえみたいな、引きこもりの世間知らずだと……
オラクル:実際の私たちがやるならともかく、やるのは「オラトリオ」たちだし、この条件でもなんとかなると思ったんだけどな………
オラトリオ:………………なんだと?「たち」?
オラクル:うん。「たち」。
「オラトリオ」:んにょん!!
オラトリオ:………!!
オラクル:ゲーム用にね、メンバー全員作ったんだよ。「オラトリオ」と同じキャラクタ育成ゲームで。
「オラトリオ」:にょーーっ♪
オラクル:ん。よしよし………。まあ、いくら私だって、現実の<私>たちがこの条件でやるのは無理だってわかるし。でもキャラクタに置き換えたら、ほら、わりと現実離れして動かせたりするものだろう?だからと思って、プレイヤとして……
オラトリオ:………っっ!!
クオータ:まっ、まさか、オラクルっ………!あなたまさか、このむにむにぽこぽこのぇえんとした、ねこだかタヌキだかわからないイキモノが、「Dr.」だと言うんじゃないでしょうね?!
オラクル:わあ………まだ紹介してないのに、正確に「Dr.」を抱き上げた。
オラトリオ:変態だからな。
クオータ:ええ。愛です。
オラトリオ:めげねえな………これだから変態っつーのはorz
オラクル:おまえがめげるな、オラトリオ!
「オラトリオ」:にょーーーーっっ!!
クオータ:それはともかく、「Dr.」です、オラクル!まさかこの、むにむにぷのんとしたどマヌケなキャラクタが、私の「Dr.」の代役だと言うんですか?!
オラクル:うん。
クオータ:一瞬の躊躇いも容赦もなく!!
オラトリオ:つーかなあ、クオータ………おまえ意外に、「Dr.」気に入ってねえ?なんつーか、そいつを撫で回す手つきが。おいこら、オラクル。変態が移るから、見ちゃいけません。
オラクル:そんなこと言われても。
クオータ:こんなものをDr.の代役とするなど、Dr.に対してなんたる冒涜!こんなぶにむにゅのゎわんとした愛玩キャラクタが、Dr.だなどと!!
「Dr.」:………………
クオータ:認めませんっ!認めませんよ?!ああしかしこの、私を見る目つきや沈黙の重さが、うっかりDr.を彷彿とさせる………っっ!
オラトリオ:………想定以上に、本気でDr.マニアでフェチなんだな、クオータ………オラクル!半径3キロ以内に近寄ったらいけません!
オラクル:3キロ?!
クオータ:ふっ………!このような罪深いものっ!!Dr.のロボットとして、私が責任を持って処分してゃりまーーすーーーーーっっ!!(→退場)
オラトリオ:……………あーあーあー………混乱して、まあ。まったくもって、正規客でもはた迷惑な、
オラクル:ところでオラトリオ。アレ、うちのデータ。
オラトリオ:あ?
オラクル:だからな?クオータが今、持っていった代役「Dr.」。アレも立派な、<ORACLE>のデータ。
オラトリオ:………………………
オラクル:正規の手続きを踏んだ持ち出しじゃないっていうか、そもそも持ち出し禁止のデータなので。
オラトリオ:こ………っこっ、こっ、こっ、こぉおおおおのっ、せけんしらずぅうううう!!!帰って来たら、ぉおぼぇとけぇえええぇえええぇぇ!!!(→退場)
オラクル:いってらっしゃーい。がんばれ負けるな、オラトリオー。
「オラトリオ」:んにょぉ!
オラクル:よしよし、いってらっしゃいが出来ていい子だね、「オラトリオ」!………さてと。私はもう一度、初めからアイディアを練り直すかな。意外に難しいってわかったし、ちょっと本腰を入れて………