左手の婚約者:afterword
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
この「左手の婚約者」は、夢で見た話を元に書き起こしたものです。夢って、あれです。夜寝ているときに見る夢。白昼繰り広げている妄想のほうではなく。
オープニングの話がほぼ夢のまんまで、細かい設定なんかも、ほぼ夢に出てきたとおりとなっています。
剛の実家の家業とか、心臓の病気を抱えているとか、その治療のためにフランスへ行くとか、明人と親の決めた婚約者であるとか、もろもろの設定はすべて夢のとおりです。
自分でもツッコミどころ満載なんですけどね!見ちゃったもんは仕様があるめえ。
ただ一点、どうしても変えたくて変えたくてがんばったけれど変えられなかったのが、剛の名前。
夢の中で、ばっちり「剛」って出て来ちゃったのだす。
…受の名前じゃねえだろ、字面からして!
という、個人的嗜好があったのですが、変えられなかったという。
夢の話を文章に起こすときの難点のひとつとして、自分では思いつかないようなネタが降ってきて小躍りする反面、設定を変えるのに驚くほど体力を消耗するというのが。
で、体力負けして、剛の名前は剛のまんまです。できるだけ「つーくん」とかわいい感じで連呼したとこががんばった感。
以上、内情でした。
長々ありがとうございました!
ついでに、後日譚が少しだけあるので、そちらもお読みくださればうれしいです。