「ぁあああにぃいいいさぁあああまぁああああああっっ!!」

焼きマシュマロ乗せバニラアイスの糖蜜かけ

「きゅぇっ!」

「…………………グミ…………」

叫びながら突進してきたグミは、そのままの勢いでがくぽに抱きついた。がくぽに抱かれていたかいちょは、間に挟まれて潰れた悲鳴を上げる。

がくぽは眉間に皺を寄せ、きらきら輝く笑顔のグミを見下ろした。

「グミ、お主な………いい年なのだし、そろそろ落ち着きというものを」

「じゃっても、大好きなあにさまが見えたんじゃものグミは居ても経ってもおられぬっ!!」

「やれやれ………」

懲りることのない笑顔で無邪気に言うグミに、がくぽは軽く天を仰いだ。

グミの無邪気さには、昔から敵わない。

「きゅぅうう~っ」

「ん?」

「ぉお?」

そのグミのきらきら輝く笑顔を、間に挟んで潰されたままのかいちょの小さな手が、ぐいぐいと押す。

もう片手ではがくぽにしがみついたかいちょは、顔を真っ赤にしてグミを睨んだ。

「ぁくぽはかいちょのらから、さわっちゃめぇっ!!ぁくぽも、ぅみちゃん、さわっちゃめぇっっ!!」

「かいちょ…」

「おお~っ」

小さく力無い手にぐいぐいと押されて顔の形を変えつつ、グミは感嘆の声を上げた。

にぱっと無邪気に笑うと、引き離された分をあっという間に取り戻して、再びかいちょを挟んでがくぽに抱きつく。

「愛いのじゃっ、かいちょぉおっvvvそんなにあにさまが好きか!!かいちょがあにさまを好いてくれて、グミはうれしいっ!!」

「ぃやぁあああんっ、さわっちゃめぇええっっ!!」

かいちょは泣きべそを掻いて叫んだが、グミはさらにうれしそうにぎゅいぎゅいと抱きついてくるばかりだった。